プログラム詳細

   十勝 要事前申込み
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スロートーク&ワークショップ
「残したい伝えたい、味と種」

スローフード運動の柱のひとつとなっている取り組みに味の箱舟(アルカ)登録があります。
小さな地域の中で、消えつつある食べ物や食文化を世界に登録し、守り続けようというものです。
それは、ある意味特別なものともいえますが、実は自分の暮らしすぐ傍のものが、気づかないうちになくなっているということかもしれません。無くなるにはそれなりの理由があるというけれど、ほとんどが味の問題というより、流通に乗りにくいという市場経済の偏った理由が多いことに驚きです。
小さい頃から食べている食べものは、子供の頃からの故郷の味として、大人になっても家族と共にその人を支えるもの。あなたの思い出の食卓は何ですか?
日本のアルカに登録されているアルカの話から、北海道の話を聞いて、ちょっと味比べも楽しみ。


出演:黒川陽子(味の箱舟プロジェクト委員長)、川合拓男(芽室町)


  • 開催日時:2015年11月2日(月) 13:30~14:20
  • 開催場所:帯広畜産大学 かしわプラザ内 マルチルーム2
  • アクセス: 4 帯広畜産大学(帯広市稲田町西2線11)
  • 定員:70名【要事前申込み】
  • プログラム参加費:入場券
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川合拓男(かわい・たくお)

北海道河西郡芽室町に生まれる。岩手県出身の祖父 由介の代に芽室の地にて農業を始め、3代目。2015年より川合農場代表。川合農場の主な作付け作物は小麦(春よ恋、きたほなみ)、馬鈴薯(マチルダ、メークイン等8種類)、甜菜、大豆、スイートコーン、南瓜、百合根等のほかアルカに認定されている「八列とうもろこし」「まさかり南瓜」を生産している。
農作業で汗を流すかたわらで「北海道農民管弦楽団」「わくにこ十勝JAZZオーケストラ」に所属し趣味で音楽活動を行っている。

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黒川陽子(くろかわ・ようこ)

(有)陽久 取締役、料理研究家、ダイニングコーディネーター
料理研究家への師事、ホテルでの製菓研修、欧米での武者修行にて各地の個性的な家庭料理の取材・研究を経て料理教室を主宰。
料理教室のほか、料理イヴェント、セミナーなどを手がける傍ら、「キッチン・キーピング」をはじめとした、日常生活における食のあり方を提唱。
イタリアで創設され、世界的規模で展開されているスローフード運動と出会い「食卓の向こう側」である農業や林業、漁業や食文化の地域性・多様性を守ることの大切さを実感し、「日本における食や農の事情」を伝えつつ、食材の力を引き出す料理法に基づく独自の料理教室=”KY−キッチン”を横浜と長崎で主宰。
生産と消費のつなぎ手として、社会的貢献を果たすための様々な活動に従事するほか、研究テーマとして、伝統野菜や失われつつある日本の母の手技の持続可能な取り組みに、力を注いでいる。
スローフードジャパン味の箱舟プロジェクト委員長、NPO法人長崎の食文化を推進する会理事
著書にキッチンライフの基本とコツ(新星出版社)、オリーブオイルできれいになる(実業之日本社)、オリーブオイルで健康パスタ(東京地図出版)など多数