Wonderful future’s seeds
北海道では昨年のテッラマードレ北海道から、U35世代の食、農、エネルギー、街づくりなど様々な問題意識を持った若者たちの活動を応援しています。
今はまだ小さな活動が多いですが、若者だからこその新鮮で自由な発想やフットワークの軽さを生かした様々な活動の報告はどれも興味深く、わくわくし、未来を感じさせてくれます。
この報告を通じて普段は活動をすることに精一杯で振り返りや評価をすることのない若者世代が客観的に活動の振り返りができる事、又同世代の別の活動の報告を聞き、交流することで新しい試みや繋がりができる事を主な目的としています。
将来のリーダーであり、起業家であり、農業経営者であり、消費者である若い世代の小さな小さな種が未来に大きく葉を広げられるよう、私たち大人は見守っていきたいなーっと考えています。(時には雨風を凌いだり、栄養を与えたりしながらね♪)
今年の発表も本当に楽しみです。たくさんの方々と共有したいものばかりです。どうぞお誘い合わせの上ご参加下さい。
発表:ほくだい畑プロジェクト「ELF(エルフ)」、GREEN DRINKS、ボラ旅(EZO ROCK)、厚真町放課後子ども教室
進行:かとうけいこ
ほくだい畑は2015年4月に26人のメンバーと共に創立した団体。対象は北大生で、畑作業という実際の体験を主軸として、また勉強会やイベントの企画・参加を通して、自分の食や農の価値判断の幅を広げておいしく食べることや消費活動の見直しを目指す。自立をして初めて自分の生活と向き合う学生が多い北大は、キャンパス内に広大な農地があること、総合大学で様々な人がいること、近くに 農家がいること、これらの点において普段の学生生活の中で食や農に触れることに恵まれた環境であると考える。今年は、今後続いていく団体を作るために、メンバーに畑や食べることの楽しさを伝えることを目標にそれぞれの活動を行った。春から秋にかけては、週3、4回の頻度で一回30分ほどの時間を設けて除草や収穫といった農作業を臨機応変に分担して行った。勉強会も農作業の進度に合わせて行い、頭と体で学ぶことができた。また、8月末には農学部主催の北大マルシェに活動の広報活動として、近隣住民の子供から老人までを案内する「北大農場畑ツアー」を企画・実行した。同じく夏に行った岩見沢の農家の下でのキャンプでは、生業として野菜を育てる農家に触れて新たな視点を持つことができた。 最近では、北大構内の保育園と合同で採れたサツマイモを焼き芋にしてみんなで美味しくいただいたのが印象的である。これからは、こういった活動により多くの北大生が触れられるような活動の広げ方をしてきたい。
「green drinks」とは、グリーンやサステナビリティをテーマにした飲み会です。ニューヨーク・パリ・北京をはじめ、アルゼンチンからジンバブエまで、世界の800都市以上で開催されているグローバルなネットワークです。
それぞれの地域でユニークな活動をしているキーパーソンなど、魅力的な参加者が集まっているのが green drinks の魅力。日本でも50箇所を超え、各地のオーガナイザーや参加者同士の交流も生まれています。
これまでの活動
Vol.1 「北海道で見つける仕事+aの生き方 ~ greenz植原正太郎さんを招いてみんなで考えよう!」
Vol.2 「本を売るだけじゃない!「まちの居場所をつくる」本屋 ~ 函館蔦屋書店が実践するコミュニティデザイン〜」
Vol.3 「海外起業を経て、今ふりかえると見えてくるもの ~ カンボジアで挑戦しつづける株式会社GiveGrow」
Vol.4 「"Living on the edge" いま、ぼくたちが地域で働くワケ」
Vol.5 「わたしたちがこれから、ぱぱとままになるまえに」
Facebookページはこちら↓
https://www.facebook.com/green-drinks-Sapporo-1578336869101262/timeline/
若者が「ボランティアプログラム」として各地の環境NPOなどで数日間の活動を行います。それにより関心のある若者と、若者のパワーや新しいアイディア必要としている現場をつなげようとしています。そこから新しいつながりや、それぞれの変化が生まれることを目標としています。
受け入れ団体にとって必要なことを提供するだけでなく、若者にとっても、多様な価値観や生き方に出会えたり、足元の魅力や課題を知れたりと、机上の知識だけでなく行動を通して体感として学べる場所があってもいいのではないかと考えています。
2012年より活動し、昨年2014年は、10地域(占冠、むかわ、大樹、余市、苫小牧、安平、下川、札幌、東川、七飯)で28回111日間の活動を行い、のべ315名が参加しました。
あつまに育つ子どもたちへ!「あそぶ・まなぶ・はたらく」を通して体感する、ぼくらのふるさと・厚真町の魅力。
平成24年4月から始まった厚真町放課後子ども教室。町内の小学生を対象に、スポーツや自然体験などの活動を行っています。
中でもチカラを入れて取り組んでいるのが、地域の資源(人・自然環境・産業・文化など)を活用したプログラムです。地域のこれからを担う農協青年部・商工会青年部などとコレボレーションし、生産現場で農家さんから教わる農作業体験や、厚真の農産物を使った商品を、町内外のイベントで子どもたちがお店を出して販売するという活動を展開してきました。試行錯誤の連続ですが、それでも「一緒にやればできる!」を合言葉に地域との関係性を築いている毎日です。本活動を通して、厚真に育つ子どもたちが将来、自分のふるさとのことを、自分の体験をもとに、自分の言葉で語れるような人になってくれることを目指しています。
浜頓別町出身。北星学園大学文学部心理・応用コミュニケーション学科を卒業後、民間企業にて3年間勤める。
平成23年4月よりNPO法人ねおすのスタッフとして勤務。翌年4月から厚真町放課後子ども教室専任スタッフを担当し、子どもから大人まで「うえちゃん」の愛称で呼ばれるようになり今年で4年目に入る。
道内自治体及び秋田県、徳島県、福岡県で食と観光のプロデューサーとして、地域の人材育成、着地型観光メニュー造成、インバウンド誘客のためのソフト・ハードの基盤整備に関するプロジェクトに関わっている。全道道の駅マップ、サイクルツーリズムマップ等旅行者のニーズを把握した情報媒体の編集経験多数。
大学や企業・自治体に向けて講演・研修活動のほか、新聞(産経新聞)・Web(北海道新聞)等に連載を持つライター・エディターでもある。資格として、消費生活アドバイザー、PRプランナー。
職歴は、NHK札幌放送局、ビデオリサーチ北海道支社マーケティング室、東急エージェンシー企画部、経済産業局消費者相談室、北海道新聞 花新聞北海道編集長、シーニックバイウェイ支援センター事務局長・広報部長を経て現職。
現在、ひだか観光大使の他、北海道地方競馬運営委員、道民の森魅力策定委員(北海道)、札幌市消費生活審議会委員(札幌市)、北海道交通安全委員(JAF)、エネルギー広報審査委員(経済産業局)、事業審査委員、広報プロモーション審査委員、ブランドアドバイザー(北海道観光振興機構)などの公職に就任するとともに、北海道大学大学院農学院共生基盤学専攻博士課程(後期)に在籍し、グリーンツーリズムを研究中。