味の箱舟が北海道の未来にもたらすものは何でしょう。味の箱舟プロジェクト委員長の黒川陽子さんと、味の箱舟プロジェクトの学術委員も務める札幌市農政部長三部英二さんが熱く語ります。
出演:黒川陽子、三部英二、味の箱舟生産者ほか
(有)陽久 取締役・料理研究家・ダイニングコーディネーター
料理研究家への師事、ホテルでの製菓研修、欧米での武者修行にて各地の個性的な家庭料理の取材・研究を経て料理教室を主宰。
料理教室のほか、料理イヴェント、セミナーなどを手がける傍ら、「キッチン・キーピング」をはじめとした、日常生活における食のあり方を提唱。
イタリアで創設され、世界的規模で展開されているスローフード運動と出会い「食卓の向こう側」である農業や林業、漁業や食文化の地域性・多様性を守ることの大切さを実感し、「日本における食や農の事情」を伝えつつ、食材の力を引き出す料理法に基づく独自の料理教室=”KY−キッチン”を横浜と長崎で主宰。
生産と消費のつなぎ手として、社会的貢献を果たすための様々な活動に従事するほか、研究テーマとして、伝統野菜や失われつつある日本の母の手技の持続可能な取り組みに、力を注いでいる。
スローフードジャパン味の箱舟プロジェクト委員長、NPO法人長崎の食文化を推進する会理事
著書にキッチンライフの基本とコツ(新星出版社)、オリーブオイルできれいになる(実業之日本社)、オリーブオイルで健康パスタ(東京地図出版)など多数
http://www.yoq.co.jp
札幌市経済局農政部長
'79年、札幌市に奉職。南区小金湯の札幌市農業センターに入り、野菜の品種・技術改良と農家指導を担当。
'83年からは北区の札幌市実験農場に移り、泥炭土壌地帯における作物栽培方法の確立に努める。
'89年から「サッポロさとらんど」の構想づくりに着手し、'95年のオープンまで、事業計画の策定や用地取得などを担当。
'97年 農産振興係長として農業行政を担当。「地産地消」や「食産業連携」、「消費者交流」などに取り組み、安全・安心な農産物の認証制度「さっぽろとれたてっこ」事業を企画、実施。
'08年 札幌市農業支援センター普及推進担当課長。周辺の市町村、農業団体と連携した石狩管内の地産地消推進事業に着手。
'10年より現職。札幌市農業委員会事務局長兼務