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C-25

「親子でお赤飯を作ろう」

 日本で作られる小豆の生産量は、年間で6万8000トン余り。そのうちの約9割が北海道で作られているということをご存知でしょうか。餅米も最大規模の生産量。きたゆきもち、はくちょうもちは赤飯の材料として使われています。つまりは、お赤飯は豆王国である北海道を代表する食べものなのです。
 昔から1日と15日は神棚の榊を替えたり、赤飯を炊いてお供したりする日とされてきました。それは、小豆の赤色は邪気を払うとされ、良事を呼び込むと信じられてきたからです。赤飯は目出度いことがあったときや、仏事の日晴れの席で供されたりもしてきました。それにちなみ、2010年より京都からはじまったのが【赤飯運動】です。「毎月1日と15日に、赤飯を作ろう、食べよう!」と、周りの人たちにお声かけをし、旧き良き伝統文化の継承と、小豆(豆類)や餅米(米穀類)、ゴマなどの消費量の拡大、大人と子どものための食育などを目的としています。蒸して作る赤飯ともに豆王国である北海道ならではの甘納豆を使った赤飯を広めていきたいと思います。
 今回のワークショップでは、小豆の煮汁を使って作る蒸した赤飯と甘納豆を入れて作る赤飯の2種類を作ってみたいと思います。ぜひご参加ください。



講師:辻本宜子(遠軽町・雑穀アドバイザー)


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辻本宜子(つじもと・のりこ)

栄養士・動物管理栄養士・雑穀アドバザー・かんぶつマエストロ中級・ベジタブルフルーツマイスターJR・豆腐マイスター認定講師
北海道は遠軽町に生まれ、地元でのネットワークを生かして豆料理のすばらしさを北より発信。JAきたみらい豆生産組合では、豆料理の講師を務める。
平成6年より、日本の伝承料理を絶やさないために毎月1日と15日はお赤飯を作る日として、月2回のメルマガ配信にお赤飯運動の実行委員長として活動。
漬物づくりをライフワークとし、昔ながらの漬物の作り方やおいしさを若い世代に伝える。
T-1グランプリ北海道大会決勝に「黒千石大豆を使ったトマトの漬物」で出場。
現在は食育分野にもフィールドを広げ、おいしく食べる給食をモットーに認定こども園「こころ」の栄養士。
在食育団体「のこたべ」のお豆たぷり五目ごはんの素」なども監修。