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C-5

基調講演「北海道はどう進化していけばよいか」

 丹保先生をご紹介するときに忘れられない言葉があります。それは2011年3月8日に先生をお訪ねした際にお聞きした以下のフレーズです。「みなさん付加 価値と言うが、大切なのは基本価値です。そこが本物じゃないと付加価値もない」また、「安心安全と言うが、それは順番が違う。安全があってこそ、安心な社 会になるんです」
 その3日後に「311」が発生しました。これを読んでくださっている方の多くが様々なことを思い、この日から生き方が変わったのではないでしょうか?「311」を思うたびに、私にはこの丹保先生の言葉が強く迫ってきます。
 現在北海道の22の科学技術研究機関のトップでおられる丹保先生は、水の分野の世界組織である国際水協会会長や日本土木学会会長、放送大学長など要職を歴任されています。そして、北大創生科学研究機構や今年のテッラ・マードレジャパン札幌メイン会場である北大FMIにも北大総長時代から深くかかわると同時に、私たちスローの活動にも数年前から心を寄せてくださっている力強いサポーターです。「農業と水の関係を突き詰めてみたい」3月8日にこのことも先生からお聞きしています。
 本年11月7日(土)の基調講演も心に響くお話、私たちの今後を示唆する視点を与えてくださることでしょう。ぜひ、多くの皆さんのご参加をお願いします。


丹保憲仁(北海道立総合研究機構理事長)


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丹保憲仁 北海道立総合研究機構理事長

1933年3月10日 北海道生まれ
1957年北海道大学大学院工学研究科土木工学専攻(衛生工学専修)修士課程修了
1965年工学博士。1957年北海道大学工学部講師、以後、同大学助教授、教授、工学部長などを経て、北海道大学総長(1995~2001年)を務める。北海道大学名誉教授(2001年)
2001年より放送大学長を務め2007年退任、放送大学名誉教授(2007年)
2007年から2010年まで北海道開拓記念館館長
2010年4月から北海道立総合研究機構理事長に就任