若者が描く、大地に根差した未来のビジョンを共有し、未来の北海道につなげていきます。次世代を応援するプレゼンテーションです。
出演:長谷川勘太郎(占冠村・VOCK)、安丸千加(上富良野町・ふら農嬢)、原大知(新得町・畑作農家)、坂口恒大(占冠村教育委員会)、中澤和晴(中澤農園)、野坂勇太(北海道大学環境科学院)
講評:山中康裕(北海道大学)
1980 年東京生まれ。大学卒業後、ワーキングホリデー制度を使いニュージーランドで一年間クライミングツアーをし、帰国後宮城県の山里に移住し木製クライミング ホールド&自然素材アクセサリーメーカーVOCKを設立。東日本大震災で放射能汚染を目の当たりにし北海道随一の岩場を有する占冠村に移住を決意。経験を 活かし、トマム・富良野で原発事故で学んだことを講演した。
また、VOCKの仕事を続ける傍ら、南富良野町総合型スポーツクラブゆっくのクライミング教室の講師を務めたり、クライミングカメラマンとしても幅広く活動しています。
1986(昭和61)年上富良野町生まれ。平成19年北海道立農業大学校を卒業後自家へ就農。
平成24年3月富良野管内の女性農業後継者を中心とした「ふら農嬢(ふらのっこ)」を立ち上げ。平成25年12月全道の女性農業者組織「農業女子ネットワーク はらぺ娘(はらぺこ)」を設立。女性農業者の地位向上を目指し活動を行う。
平成27年12月16日BSプレミアムにて「農業女子はらぺ娘」のドラマが放送予定。
1985(昭和60)年北海道新得町生まれ。大学で福祉を学び、関東の弁当総菜チェーンを5年で退社。2013年10haの農地を継ぐためにUターン、現在農業研修生でありながら生産から販売まで行う。大地に優しい農業を取り組み、島立て乾燥の体験会や蕎麦打ち体験等の食育活動として畑の【楽しい】を伝えている。北海道新得町在住。
1994(平成6)年 群馬県生まれ。20歳。
2000年、6歳で両親の移住に伴い、北海道勇払郡占冠村字上トマムへ。
トマム小中学校を卒業後、南富良野高等学校へ進学、2013年から占冠村教育委員会に勤務。
占冠村の好きなところは、空気がきれいで、川もきれい、どこを見ても山しかない。そんなとても豊かな自然が好き
逆に嫌いなところは、高速道路等、便利なものが増えてきている。便利がだめなわけではないが、少しずつ自然がなくなっていく気がして、占冠村ではなくなってしまうのが嫌いというか悲しい。ありのままの占冠村を活かしてほしい。
将来の夢は、これから見つけていければいいなと思っている。
1989年12月17日、むかわ町(旧穂別町)の農家の男三人兄弟の末っ子として生まれる。
小学生の頃から朝、野菜の収穫を手伝い、高校生の時に将来農家になることを決意した。
短大で農業を学んだ後、海外農業研修として1年間単身ニュージーランドへ。13箇所の農家を巡り、多様な農業や異文化に触れる。
帰国後、実家の中澤農園に就農し後継者になるべく従事している。
就農5年目の現在、世代交代を目前にし、皆に喜びを与える農園を目指し、日々自分の農業スタイルの確立に励んでいる。
1991年滋賀県長浜市生まれ。関西出身だがボケ・ツッコミ共にきれが悪い。
幼少期から自然が好きでひたすら昆虫と戯れる小学校時代を送る。
大学3年のころ就活を目前に突如農家になろうと思い立ち、高知県四万十町の有機農家で一か月間農作業に従事。国内史上最高気温41℃の中ひたすら幼虫を駆除する経験を通じて、悩みを解消するはずが見事悩みを深める事に成功する。
自然の強さを知ったそれ以来、自然環境と人間社会の相互関係に興味・関心を持つ。
現在は北海道大学環境科学院に所属し、占冠村を対象とした調査・研究活動を行いながら、社会の中での知の実践を目指している。
1964年東京都杉並区生まれ。東京大学理学部で気象学と海洋科学を学ぶ。1998年放送のNHKスペシャル「海 知られざる世界」の監修を担当。現在、北海道大学環境科学院教授。最近では早朝から、トマムの雲海を前に世界中から占冠を訪れた人たちへ自然現象を解説することに喜びを感じている。