スローフード・フレンズ北海道 事務局長 すずき もも
スローフード・フレンズ北海道の立ち上げから13年、その月日の間に、この会が紡いできた出会いや事柄、その集大成がこの8日間に注ぎ込まれたように思う。その最後の札幌大会は、あっという間に定員になった11月6日の生産地見学会から始まった。 前夜祭では北海道食材たっぷりのお料理を堪能していただき、スローフード八戸のリーダー河原木さんがシャンソンを披露してくださったりと素敵な時間となった。
基調講演から始まった7日は約18の分科会&ワークショップが組まれており、各担当者がそれぞれ進行していった。 どの分科会を覗いても、たくさんの方々の真剣な顔や楽しそうな顔があり、来場者に何かしら伝えることができたのではと思う。 くたくたになったけど、みんなにはやり遂げた充実感があった。
そして最終日の会員限定の大地のレストラン。 一皿ごとにでてくる思いのこもったお皿に舌鼓。これぞまさしく「母なる大地」のフィナーレを締めくくるのにふさわしい食事会になった。
手作りのイベントでここまでの事がよくできたものだと、振り返れば振り返るほど思う。 これは全国から飛んできてくださったゲストの方々と全国のスローフードの仲間たち、手伝ってくれた学生や惜しまず支援してくれたスポンサー、楽しんでくださった来場者のおかげさまだ。 このおかげさまを胸に、それぞれが地域に戻って、またスローな花を咲かせるのだと思う。 いまは残務におわれつつ、それが楽しみでしかたがない。