開催報告

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A-0 「奇跡がつながる十勝大会」

報告:スローフード・フレンズ北海道 事務局長 すずき もも

 「ワークショップの会場で、人が行き交い語り合う光景が何より嬉しかった」2日目の畜大でのワークショップなどを仕掛けた清水町の農家 森田里絵さんのこの言葉が今回のテッラ・マードレの思いを伝えていた。 十勝のメンバーの多くは農家だ。 農家にとって、春の種まきから始まり、この時期は収穫の真っ最中。誰が考えても、準備の時間も人手も足りない。 でも、誰ひとり、途中で弱音を吐くことはなかった。

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A-4 「開会記念講演会」

報告:すずき もも

 川合くんのトランペットの音から始まった開会式。優子さんのじんわり心に染み渡る挨拶、市長と十勝毎日の林会長など来賓のご挨拶。そして カルロ・ペトリーニのビデオレターに続き、2012年と2014年のテッラ・マードレ世界大会に参加した塚田宏幸さんが、日本の食を提供した事など写真を交えて発表した。

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A-5 大地のマルシェ「スローミュージック」

報告:以西 明美

 会場となった藤丸は「十勝フードバレーマラソン」のスタート地点でした。 人々があふれる中、マルシェの準備を始めました。 テッラ・マードレのグッズや全国全道各地から集まった品々を陳列しながらワクワクしていました。 大地から育った木々や花々や野菜が、お茶・化粧品・乾物・アクセサリー様々なものに加工されここに並んでいるんだなと思うと感慨深いものがありました。

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A-6 「歓迎交流会」

報告:大石 富一

 十勝農園と十勝ヒルズのシェフお2人が、道外のゲストの食材と十勝の食材のコラボのメニューを提供。多彩な顔ぶれにふさわしい内容だったことが交流の輪を広げてくれました。どちらかというと、このような歓迎交流会は、同業者の集まりが多いのですが、今回はそれぞれに哲学を持った生産者や消費者・行政関係者・事業者やメイン会場の帯広畜産大学や北大の学生たちも参加して、さまざまな年代や立場の方々が意見交換をしていて、そこには、新たな認識や価値観が生まれているようでした。

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A-7 講演&トークセッション「食の未来・大地の未来」〜次世代に残したいもの

報告:真砂 徳子

 「生ハムは食べれば私の一部になるが、アルマーニのパンツは履いても私の外側についているだけ。どちらにお金を使うかと問われれば、私はアルマーニではなく生ハムに使いたい。」とは、スローフードインターナショナルのカルロ・ペトリーニ会長の言葉。耳慣れない横文字の名称に、正直どこか敷居の高さを感じていた今大会。開会式で会長のビデオメッセージの一言に思わず笑いながら、テッラ・マードレ初参加は、私にとって至極身近な、足もとをみつめ直す機会になるのではないかという予感にときめいていた。

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A-8 「若者のプレゼンテーション」

報告:西村 有里

 帯広畜産大学・かしわプラザにて開催した「若者のプレゼンテーション」は、学生を含め約120名が集まり、熱気に包まれた雰囲気の中、プログラムがスタートしました。十勝の農業の魅力を発信する畜大・農業サークル「あぐりとかち」から加藤里佳さん、農業女子のネットワーク「農と暮らしの委員会」から小田島亜弥さん、100年後の子孫に残せる農業を目指す「十勝未来創世プロジェクトNAFLL」から佐藤健司さんの3名を迎え、日頃の活動を発表、後半は座談会を行いました。

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A-9 「つながるいのちのものがたり〜森、映像、ことば」

報告:喜多村 美花

 北海道へ来た誰もが壮大な自然に圧倒されるはずです。 でも、ちょっと立ち止まってよーく見てみてください。 大きいところだけでなくすごく身近で小さなところにこそ素晴らしい自然は広がっているのです。 それを気づかせてくれたのが、今回講演して下さった小寺さんでした。

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A-10

A-10 「残したい伝えたい、味と種」

報告:川合 拓男

 料理研究家でスローフード・ジャパン味の箱舟プロジェクト委員長の黒川陽子氏を講師に、「スローフード運動とは」と「味の箱舟とは」について映像を使いながら講演していただきました。 「味の箱舟」をお話しする前段として「スローフード」について成り立ち、活動の内容、世界や日本での展開について説明があり、その上でスローフード運動の一つである「アルカ(味の箱舟)」についてお話は繋がっていきました。

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A-11 「あなたも田舎のヒロイン」

報告:福澤 萌

 「あの生き方良いなと思われること。これこそがヒロインだよね。」この話題から始まった分科会は、十勝のありのままの生産現場を伝える農村ガイド井田芙美子さんと、熊本県南阿蘇村でお米をつくっている農家大津愛梨さんのこれまでの苦労とそれを乗り越えて思うこと、について語っていただきました。

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A-12 「発酵と蔵の力」

報告:宮川 慧

 参加者の顔ぶれは、若い女性から、日本酒が大好きなおじ様までと、様々で、それぞれの方が、楽しく学んでいらっしゃるようでした。    そして、講師の菅原さん、福田さんは、発酵食品のプロフェッショナル。発酵食品に対する思いや、本来あるべき姿で育まれ、つくられた「本物の食べ物」の大切さを熱く語っていただき、お二人の思いに触れました。

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A-13 「チーズのワークショップ」

報告:菊池 亜希・北出 愛

 チーズのワークショップに参加された方は、各世代まんべんなく老若男女の方々で定員を上回る35名の参加でした。 イスもテーブルも急遽他のところから持ってきましたが講師の2人も座りながらの講義で話を聞きやすい雰囲気でした! 石川尚美さんの「これからの酪農、これからのチーズってどうなっていくんだろう」という問題提起から講義は始まりました。

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A-14 「味覚教室第1部」

報告:有吉 里生

 北村貴さんによる味覚教室第一部です。報告者は今回この教室の補佐役兼参加者としてお邪魔しました、大学生の有吉です。  帯広畜産大学の逍遥舎という小さな建物で行われたこの味覚教室でしたが、部屋が木製で明るく、また参加された方々は若い女性の方が多かったので、とても和やかでアットホームな雰囲気でした。

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A-15 「土と暮らす豊かさ」

報告:有吉 里生

 今回は何とも素敵なお二人、祝島の氏本長一さんと水俣の天野浩さんとトークセッションをさせていただきました。私も含めた3人の共通点は、利便性の悪い土地で、それでも多くの人に支えられて楽しく生きている、そんな生活から豊かさって何かを参加された皆さんそれぞれが考える機会を作りたいということでした。

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A-16 「味覚教室第2部」

報告:五十嵐 萌子

 テーマは「小豆と五味」。初めに登場したのは小豆、試食に思わず笑顔がこぼれます。しかし食べてみると…味がない?実はただ煮ただけの小豆、確かに少し物足りなさを感じます。そこで講師の森田さんが取り出したのが「お塩」。すると小豆が…美味しく感じる?次は甘く煮た小豆に塩、フルーツ、生クリームを順に加えて。

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A-17 「土と草とミルク」

報告:性全 祐美

 土と草とミルク、一見あまり関係ないと思うかもしれないが、十勝しんむら牧場のこだわりと美味しさはここに秘密がある。今回、そんなこだわりの牛乳について教えていただいた。 会場の机の上に二種類の牛乳を用意し、一つはスーパーなどで売られている市販の牛乳。もう一つが、十勝しんむら牧場の放牧牛乳。

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A-18 「畜大ツアー」

報告:大野 恵子

 「食と大地の文化祭」の朝一番のイベントとして実施した「畜大ツアー」。45分という限られた時間で、帯広畜産大学を初めて訪れるお客様に畜大の魅力を最大限にお伝えするため、企画から現役学生に協力いただき、内容の濃いツアーが実現しました。

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A-19

A-19 「畜大マルシェ」

報告:新田 みゆき

 11月2日に帯広畜産大学かしわプラザ内で行われた「大地のマルシェ」。農と暮らしの委員会の野菜、NAFLLの「風土火水」のベーカリー、熊本水俣の天の茶園、そして、フレンズやロコタブルなどなど、道内や日本各地の大地に根差した農産物、食べもの、グッズ、書籍などがところせましと並んでゆるやかに開かれました。

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A-21 「十勝千年の森ツアー」

報告:氏本 長一

 十勝大会の3日目(最終日)は十勝千年の森ツアーでした。管理責任者のヘッドガーデナー新谷みどりさんの懇切なガイドで千年の森の発足経緯やデザインコンセプトなど分かりやすい説明を受けながら参加者全員で現地を散策しました。

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A-22 「大地の食卓〜幸せな時間」

報告:日浅 尚子

 十勝大会の3日目(最終日)は十勝千年の森ツアーでした。管理責任者のヘッドガーデナー新谷みどりさんの懇切なガイドで千年の森の発足経緯やデザインコンセプトなど分かりやすい説明を受けながら参加者全員で現地を散策しました。

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「大人の遠足」

報告:湯浅 優子

 十勝大会の2日目(11/2)の夜はフリータイム。日中の中身の濃いワークショップを終えたゲストたちを囲んだ小さな交流会、十勝ならではのふたつの企画を楽しんで貰いました。一つ目は、世界でただひとつの「ばんえい競馬」。十勝の開拓を支えた馬との歴史を「馬の資料館」で知ってもらい、初めてのばんえい競馬のナイトレースを「テッラ・マードレ賞」の冠レースとして応援し、その後はゆっくり食事。

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「スロー弁当」

報告:中本 啓子

 ボリューム満点で学生に大人気の潮華さん。玄米食が男性にも人気のナチュラルココさん。野菜のトルティーヤとオーガニック野菜のスープはPacha Mamaさん。寒い日は暖かいスープでほっこりできました。食べきれないほどの人気パンが入っていたますやさん。

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