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C-27 「大地のレストラン」

報告:塚田 宏幸

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 最終日、最後の企画として、北海道大学内のファカルティハウス「エンレイソウ」にて行われたランチイベント「大地のレストラン」。スローフードにかかわるスローなシェフが集い、土地にまつわる食材でコラボランチを用意した。参加店は札幌からカンティーナスズキ、カプリカプリ、ブラッスリーコロン、ゲストに播磨のオステリアバルキーニョを迎えた計4店舗。サポートとして、畑でレストランをプロデュースする今宮廉さんチーム、せたな山の会、スローフードフレンズの有志。参加者は、テッラ・マードレにご協賛・ご協力いただいた企業・団体を含む全国のスローメンバー53名。なんとも豪華な顔ぶれ。
 会場には2本の長テーブルを用意。コース仕立てであるが、なるべく大皿を用意し、テーブル上で取り分けて食べてもらおうという趣旨。通常この手の企画ではビュッフェになるが、スローフーダーらしく食を楽しむ時間、テーブル上の会話を大事にしていただきたいという狙いと、料理を分かち合うことから人が繋がっていけることを料理人らしく提案したつもりである。
 ちなみに気になる料理は、播磨の池端シェフが瀬戸内のシャコと九条葱のグリルと根菜のカポナータを重ねて播磨を一皿に盛り付けたのを始まりに、各シェフが札幌黄を表現した3皿、札幌黄のタルト、札幌黄ととかちマッシュのタルティーヌ、札幌黄と黒千石のリゾットが登場。ニセコのブルーチーズ&ニョッキと続きメインは、えりも短角牛の煮込み、八列トウモロコシのポレンタと札幌大球のクラウティ添え、という味の箱舟食材のオンパレード。糖化したまさかりカボチャを色々な構成にしたデザートと水俣の天野さんのほうじ茶と八列とうきびのクッキーで締めくくった。

プログラム詳細

C-27 大地のレストラン in 北海道大学