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B-5 「自然写真家門間敬行と朝の森を歩く」

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 自然写真家門間敬行さんは、1996年に占冠村に移住して、身近な自然を撮り続けています。最初はエゾモモンガなどの野生動物を撮影するのに良い環境ということで住みだしたそうですが、そのうちに村のディープな自然にどっぷり浸かるようになり、最近では「地衣類」などの小さな宇宙に熱中しているそうです。そんな門間さんとの楽しい朝の散歩は、気持よく澄み渡った朝の空気の中で行われました。参加者はなんと50人!みんなで一緒に5感を研ぎ澄まして、トマムの森の中で動物の小さな痕跡をたどります。トドマツの幹についたヒグマの爪あとの前では、森で出会ったヒグマのお話を聞きました。実際にヒグマが暮らす森の中で聞くお話には緊張感が漂いますが、門間さんのヒグマへの愛情や畏敬の念が感じられる貴重な機会でした。
 占冠にはヒグマの保護派といえる門間さんのような方や、細谷さんら自然ガイド、対してヒグマから人や農業を守る立場の猟師などさまざまなメンバーがいますが、お互いに尊重して自然と人間の境界線を考えているところが素晴らしいと感じました。

プログラム詳細

B-5 「自然写真家門間敬行と朝の森を歩く」