開催報告一覧

A-1~A-2 「奇跡がつながる十勝大会」

スローフード・フレンズ北海道 リーダー 湯浅 優子

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 「ワークショップの会場で、人が行き交い語り合う光景が何より嬉しかった」2日目の畜大でのワークショップなどを仕掛けた清水町の農家 森田里絵さんのこの言葉が今回のテッラ・マードレの思いを伝えていた。 十勝のメンバーの多くは農家だ。 農家にとって、春の種まきから始まり、この時期は収穫の真っ最中。誰が考えても、準備の時間も人手も足りない。 でも、誰ひとり、途中で弱音を吐くことはなかった。 この10数年、スローフードの哲学に希望を見出し、志をともにしてきた仲間たちは、この十勝の大地から、未来を語り合うことの意味を深く感じていた。 1年近く準備に関わってくれた実行委員会。 多くの賛同で協力・協賛していただいた皆さん。そして、猿払の「小泉浩さん」の呼びかけで、畜大生を中心にサポーターとして全道各地から集まった20名を超える若者たち。テッラ・マードレに共感した畜大の教授たちも、200名の学生たちと参加してくれた。 まっすぐに未来を見据えた「若者プレゼン」を聞く彼らの真剣さにも驚かされた。 未来への種まきの手応えだった。
 1時間にも満たないワークショップのために全国・全道から駆けつけてくれたスペシャルなゲストたち。 地元十勝・北海道の参加者や若者たちと交わることの意味がそこにあった。 彼らと語り合った言葉は、しっかり皆の心に刻まれることだろう。 十勝晴れの3日間、今でもその全ての時間で、思いはつながり、奇跡を生んだとしか思えない。

プログラム詳細

A-1 開会挨拶

A-2 スローフード創始者からのビデオメッセージ