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C-21 「北海道のスローフード」

報告:西尾 淳

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 北海道においてスローフード・フレンズ北海道(以下、SFフレンズ)、スローフードしむかっぷ(以下、SF占冠)がどのような活動をしてきたかについて、SFフレンズのサブリーダー西田さんと、大町さんとの掛け合いによるトークセッションにより話を行った。北海道でのスローフードの活動は13年前に帯広を拠点にスタートし、現在会員数はSFフレンズ、SF占冠を併せて140~150名程度で構成されている。約半数が生産者という構成が特徴で、日本の他の団体を見ても会員数が多いが、人数というよりも「質が高い」とのこと。活動としては、全道各地でやっている人間が楽しいイベントをしており、会員だけでなく一般の方も参加可能で、「体験」を大事にしてきていることを説明。活動の一例として、三笠「田んぼプロジェクト」:大人が本気になる田植え。占冠「山菜市」:20種類もの山菜を集めるところから市で売り・食べる。えりも「いずし作り」:半数以上がえりも以外から参加。旭川「上川生産者ツアー」:稲作農家の畔道を歩き、収穫した米でおにぎりを食べる。せたな「海フィール」:イカ釣り体験、放牧牛見学、生産者見学など海・山のせたなを満喫。その他、札幌「食卓を囲むプロジェクト」、十勝「ジャガイモ畑でつかまえて」などを紹介。最後に「会員だけでなく、是非一般の方の参加し『体験』して、お皿の向こうにある世界を考える機会にしてみてはどうだろうか」と投げかけ、盛況のうちに終わった。

プログラム詳細

C-21 「北海道のスローフード」